こんにちは 眠りの相談所 越屋ふとん店です。
十勝 帯広も12月を目前にして大雪が降っていよいよ冬本番です。
皆さん おふとんの冬支度は万全ですか?
今回は、冬の快適アイテム 「毛 布」の素材の話。
以前の記事で、毛布は羽毛ふとんの下に入れるのが正解 というお話をしました。
自分の身体 、その上に毛布、 その上に羽毛ふとん という具合です。
睡眠中は発汗量が増えます。その汗が身体の表面に残って冷えてしまったり、
不快な蒸れを感じないように、保温と除湿を行うのが毛布の役目です。
夏でもシャツの下にインナーを重ねて着ているほうがサラッと快適な時がありますよね。
その仕組みと同じです。
それでは、毛布なら何でも良いのか?実は素材が重要なんです。
最も使って欲しくない素材の製品は、化学繊維を使用した毛布です。
でも、この素材を毛布や敷毛布として使っている方々が沢山います。
こんな雰囲気の毛布です。ご自宅にあるかもしれません。
一見、色鮮やかで、肌触りもなめらか、とっても暖かそうな寝心地をイメージしてしまいますが、
アクリル、ポリエステル、マイクロファイバーに代表される化学繊維は
吸湿性(汗取り)が悪く、睡眠中、後半は身体の表面に湿気が残り
寒く感じたり、不快なムレの原因になります。
再びインナーの話で例えると、
アクリルやポリエステルのインナーなんて蒸れるし寒いし
肌身に付ける人は少ないと思います。
やっぱりコットンやシルクなど天然素材が好まれるのではないでしょうか?
同じく、毛布も肌に触れるものですから、お勧めはやはり天然繊維の素材。
特にウールに代表される純毛毛布が最適です。(この話題はまた後日あらためて書きます)
こんな理由で、当店では10年以上、アクリル毛布等をお客様に販売したことがありません。
一見、色鮮やかで魅力的に見えても手にしてはいけないという例えで 毒キノコ と呼んでいます。
皆さんもこの冬、毒キノコを食べないようにくれぐれもご注意くださいね。
【今後の予告】
▶︎ … ベッドパッドの重要性
▶︎ … 寝間着と部屋着